前回に続きまして、後期ゼミのまとめをしていきます。
今回は、『ネットワーク』についてまとめます。
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・ネットワークの種類
コンピュータ、そしてそれを繋ぐ線などの一定の範囲は、【セグメント】という単位で数えます。
さて、ネットワークにはいくつかの接続形態があります。
【BUS型ネットワーク】
一本の情報を伝える線の周りに、コンピュータが繋がっている型です。
利点は線の数が少なくてすむこと。
欠点は、
・線につながっているコンピュータ全て(図でいうABCD)に情報が流れるので必要ない情報を送受信する時間がかかる
・一か所に障害があった場合すべてのコンピュータに影響がでる
・コンピュータ同士(図でいうAとB)が通信中、他のコンピュータ(CとD)は通信できない
などがあります。
欠点が多いのが目立ちますね。
しかし、この欠点がなくなる接続形態があります。
【HUB型ネットワーク】
中央にハブと呼ばれるコンピュータを置き、それと他のコンピュータを繋ぐ型です。
この型の利点は、BUS型でできなかった複数のコンピュータ同士の通信が可能な点です。
ハブがスイッチのような役割を果たし、コンピュータ同士を自由に繋いでくれます。
そして、このHUB型ネットワークは、二つのセグメントを【GW(ゲートウェイ)】というコンピュータでつなぐことで多くのコンピュータを繋ぐことが可能になります。
私の学校でもこのHUB型は利用されているらしく、
一つの教室を一セグメントとし、他の教室とGWで繋がっているそうです。
なので、どこの教室を使っても一つの情報を共有できます。
接続形態はこのあたりにしておき、続いて【IPアドレス】について少しまとめます。
IPアドレスとは…コンピュータを識別するために割り振られる、番号のようなものです。
現在、世界中にコンピュータが存在していますが、それらを識別するためには番号が必要です。
しかし、番号の桁数には制限があるため、無限にIPアドレスがあるわけではありません。
この問題点を解決したのが、【VPN(仮想プライベートネットワーク)】です。
VPNとは…会社、学校などがそれぞれ一つの仮想世界を作り、その中でしか使えないIPアドレスをコンピュータに振り分ける、という技術です。
全世界で通用するIPアドレスは【グローバルIPアドレス】といいます。
そのグローバルIPアドレスをVPNの代表コンピュータに振り分けることで、多くのコンピュータをあたかも一つのコンピュータのように見せることが可能なのです。
世界には多くのVPNがあります。
IPアドレスのまとめはここで終わります。
後期ゼミ中にて学内のサーバールームを見学させてもらったので、その写真を少し紹介します。
コードがたくさんあります。
これを抜くと、学内でネットが使えなくなるそうです。
2メートルほどの大きさの箱が並んでいます。
ちょうど線の繋ぎ換え工事をしていました。
コンピュータを繋ぐ大量の線は、天井(床)に隠されていたようです。
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以上がネットワークに関するまとめです。
今回だけに限らず、後期ゼミまとめは細かい情報など書ききれないものも多くありましたが、
少しでも分かりすく伝えることができたらと思っています。